MATCH REPORTS試合レポート
2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 MEN 第5戦
- 開催日時
- 2022年11月 5日（土） 12時00分
- 対戦相手
- 東レアローズ
- 場所
- YMITアリーナ
-
東レアローズ
3
-
0
ジェイテクトSTINGS
- 第1セット
- 25 22
- 第2セット
- 25 22
- 第3セット
- 25 18
- 第4セット
- 第5セット
メンバー
スターティングメンバー
東レアローズ
2 高橋 健太郎
4 酒井 啓輔
9 富田 将馬
14 パダル・クリスティアン
16 上條 レイモンド
17 小澤 宙輝
L
3 山口 拓海
ジェイテクトSTINGS
3 陳 龍海
8 柳田 将洋
9 村山 豪
10 ティネ・ウルナウト
12 関田 誠大
20 都築 仁
L
17 本間 隆太
サブメンバー
1 難波 尭弘
6 手塚 大
7 峯村 雄大
8 真子 康佑
18 西本 圭吾
1 藤中 優斗
2 金丸 晃大
4 福山 汰一
6 河東 祐大
7 柳澤 広平
11 袴谷 亮介
L
21 高橋 和幸
東レアローズ
2 高橋 健太郎
4 酒井 啓輔
9 富田 将馬
14 パダル・クリスティアン
16 上條 レイモンド
17 小澤 宙輝
L
3 山口 拓海
ジェイテクトSTINGS
3 陳 龍海
8 柳田 将洋
9 村山 豪
10 ティネ・ウルナウト
12 関田 誠大
20 都築 仁
L
17 本間 隆太
1 難波 尭弘
6 手塚 大
7 峯村 雄大
8 真子 康佑
18 西本 圭吾
1 藤中 優斗
2 金丸 晃大
4 福山 汰一
6 河東 祐大
7 柳澤 広平
11 袴谷 亮介
L
21 高橋 和幸
Coach Interview
Player's Comment
藤中優斗
――第3セットの途中、柳田選手の後衛3ローテで投入されました。
まだそれほど点差が開いていなかったので、まずはしっかりパスを返すこと、ディグでリズムを作ること、一番は雰囲気をしっかり上げることを意識しました。第1、2セットもプレー自体は悪くなかったと思います。
――セット終盤に点を取り切れなかった要因は？
単純にスパイクが決まらなかったというのが一つですが、相手のフェイントを誰が取るのかというような、ちょっとした小さな約束事が守れていないことがありました。そこがガタガタして、終盤に響くことが多かったように思います。組織として動いている以上、約束事を守らないと戦えるものも戦えません。そういう1点1点が積み重なったことが、終盤に響いたと思っています。
――藤中選手の今シーズンのテーマは？
スタートからガンガン出ることは昨シーズンに比べてないのですが、チームで戦っているので、どんな状況でも自分が出たときに自分の仕事をするということをモットーに掲げています。どんな役割でも、自分の仕事がしっかりできた上で、結果につなげられるように心がけています。
高橋和幸
――セット終盤に点を取り切れなかった要因は？
このチームがはじまってまだわずかなので、最後に1点を取るというみんなの信頼、ここなら取れるという確信がまだ見つかっていないと感じます。この人にトスを上げたら決まる、という信頼が大きいと思います。
――2戦目からディグリベロとしてコートに入っています。
通用する部分はありますが、やはりレセプションもディグも両方出たいという気持ちがあります。ただ、まずはディグで出させてもらっているので、そこでどう雰囲気を作っていけるか。このポジションに求められていることを、これから見つけていきたいと思います。
――コート内の雰囲気をうまく盛り上げているように感じます。
下の世代がやる仕事ですから。それで全員が盛り上がれたら楽ですが、まだまだ足りていません。都築選手と村山選手にも「明日も走り回ろう」と声をかけたので、明日も続けて走り回って雰囲気を作りたいと思います。
ゲームレポート
セット終盤の点を取り切れず、東レにストレートで敗戦
内容は改善されつつある。これまで上がらなかったボールが上がるようになった。その裏付けとして、第1、2セットは終盤まで競り合っている。ここから勢いに乗るためには何が必要か。高橋は「つながり」という言葉を強調した。
「明日はとにかく切り替えることが大事です。まだみんなの気持ちがつながっていないというか、ブレがある。そこをしっかりつなげて、勝利に向かって楽しくバレーボールをしていきたいです」
試合の入りはよかった。東レアローズのパダルが放った強烈なサーブを柳田がうまくさばき、ウルナウトのスパイクをお膳立て。関田がブロックを決めて、ムードを盛り上げた。リベロの高橋がつないだボールを都築が決めてブレイク。ハイライトは14−13の場面だ。関田のサーブで相手を崩した。高橋が片手で相手のスパイクを上げると、アタックライン付近から真上に上げた関田のトスを、柳田が強烈なバックアタックで締めくくった。
さらに14−13の場面では、柳田のフェイクセットからウルナウトが加点。陳のクイックが機能し、村山の移動攻撃も決まった。いい流れで試合を進めていた。潮目が変わったのはこのあとだ。東レのパダルにサーブで押し込まれて3連続失点。村山のサービスエースで再びリードを奪ったものの、ウルナウトのスパイクが止められるなど4連続失点を喫した。終盤まで競るなど盛り返していただけに、惜しいセットだった。
第2セットもサイドアウトの応酬。セッターの関田はサイドにトスを散らしつつ、要所でセンター線のクイックを使って得点を重ねていく。東レに3点以上のブレイクを与えなかったことも、我慢強く試合を進めていた証拠と言えよう。一時は最大4点のビハインドを背負ったが、調子を上げてきたウルナウトの活躍などで19−19の同点に追いついた。高い打点から放つ角度のあるスパイクは圧巻だった。しかし、後衛に回ったウルナウトがサーブで狙われると、柳田に相手のマークが集中。スパイクが立て続けに止められて、22−25でこのセットを落とした。
第3セットは序盤で4失点。相手のサーブがウルナウトに集中し、攻撃の選択肢が削られた。5−8の場面で守備の名手、藤中を投入した。しかし、ここから東レのパダルに4本連続でサービスエースを決められる。「（パダルは）Vリーグでも1、2を争ういいサーブを持っています。結果的にブレイクを取られたけど、あそこをしっかり耐え切らないと勝てる試合も勝てない。僕が入って今日のような点差になったことは反省点です」と藤中。ここで開いた点差を最後まで埋められず、18−25で失セット。ストレートで敗れた。
完敗だが、最後に見せた柳田の意地は、明日につながる1点となったに違いない。強烈なバックアタックを何度も突き刺した。言葉にはせずとも、「次は負けないぞ」と言うような、強い意志を感じさせるスパイクだった。そう。大事なのは、切り替えることだ。失った白星は、これから取り返していけばいい。
ゲームレコード
アタック決定本数
12 points
8 柳田 将洋
11 points
20 都築 仁
7 points
10 ティネ・ウルナウト
アタック決定率
71.4 %
3 陳 龍海
52.4 %
20 都築 仁
50.0 %
8 柳田 将洋
ブロック決定本数
1 本
12 関田 誠大
サービスエース
1 本
8 柳田 将洋
1 本
9 村山 豪
フェデリコ・ファジャーニ監督
――第1、2セットは、終盤まで僅差の展開でした。
サイドアウトが取れていたのはポジティブなことです。ただし、チームが一つになってプレーしないと、望んでいる結果にはなりません。セット終盤は相手のティップボールが拾えず、チャンスをものにすることができませんでした。
――守備と攻撃のどちらに課題がありますか？
ディグは上がっており、一番の課題はスパイクが決まらないことです。特にトランジションアタックからのスパイクが決まらないので、そこに力を入れていかなければいけません。
――明日はどんな戦いをしたいですか？
レセプションアタックの数字はいいし、サーブで相手にプレッシャーをかけることはできています。ただ、ティップボールを落としてストレスを抱えてしまっているのが今日の敗因です。そこを改善しなければいけません。自分勝手なプレーをしないことも重要です。