MATCH REPORTS試合レポート

2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 MEN 第35戦

開催日時
2023年3月25日(土) 2時05分
対戦相手
JTサンダーズ広島
場所
エフピコアリーナふくやま
  • 0

  • 3

第1セット
22 25
第2セット
17 25
第3セット
19 25
第4セット
第5セット

メンバー

スターティングメンバー

JTサンダーズ広島

1 安永 拓弥

2 小野寺 太志

6 アーロン・ジョセフ・ラッセル

7 新井 雄大

17 金子 聖輝

19 江 川

L

15 唐川 大志

ジェイテクトSTINGS

8 柳田 将洋

9 村山 豪

10 ティネ・ウルナウト

12 関田 誠大

14 西田 有志

L

21 高橋 和幸

サブメンバー

L

3 西村 信

5 井上 慎一朗

8 武智 洸史

9 平井 海成

11 坂下 純也

12 合田 心平

18 山本 将平

1 藤中 優斗

3 陳 龍海

4 福山 汰一

6 河東 祐大

11 袴谷 亮介

L

17 本間 隆太

20 都築 仁

Coach  Interview

フェデリコ・ファジャーニ監督

――西田選手が久しぶりのスタメン、柳田選手、関田選手も2週間ぶりに戻ってきました。

サーブ、ブロック、アタックが決まっていて、全体的によかったと思います。西田選手はまだまだ本調子ではないですが、柳田選手や関田選手はいつも通りの力を発揮してくれました。

 

――効率的に点を取ることができました。

いいプレーができていましたね。特に柳田選手、ウルナウト選手のアウトサイドヒッターはレセプションからの攻撃がよく決まっていた。西田選手はハイボールとトランジションアタック、またライトからの攻撃もすごくよかったです。

 

――いよいよ明日は最終戦です。

とにかくバレーボールを楽しむこと。明日はファンの皆さんのためにも必ず勝ちたいと思います。

Player's  Comment

柳田将洋

――2週間ぶりの出場となりました。ご自身のコンディションを含め、試合を振り返ってください。

よかったと思います。1週空いて不安なところもありましたが、周りの選手がうまく僕を動かしてくれたおかげでストレスなくバレーボールができました。コンディションの部分では、サーブのところでつかめていない部分があったものの、他のところでは自分が思った動きができました。3−0で勝ててよかったです。

 

――この1勝はチームにどういう影響を与えますか?

僕にとっては初めてのシーズンでしたが、ジェイテクトSTINGSの歴史を考えると、このチームをここまで作ってきてくれた先輩たち、僕たち、そしてこの先も続くチームにとってとても大きな1勝だったと思います。どんな状況でも応援してくれる人たち、あるいは自分たちのために戦い続けなければいけないというのは、実際に自分たちが体験することによって継承されるものです。来シーズンにつながるように、最後まで戦い切るというところを示していきたいと思います。

 

――明日が最終戦になります。

抽象的かもしれないけど、ジェイテクトSTINGSらしいバレーボールを見せたいですね。応援してくれるファンの皆さんには、自分たちが楽しんでいるところを見せられたらと思います。勝ち負けはあとからついてくるとしても、まずは明日の試合を楽しみたいと思います。

関田誠大

――試合を振り返って。

まずは勝つことができてよかったです。相手もメンバーが変わっていましたが、サイドアウトだったりブレイクの場面でしっかり点を重ねることができました。

 

――サービスエースが3本です。サーブの狙いは?

自分のところでブレイクを取りたいと思っていたので、しっかり攻めることを考えていました。

 

――一番の勝因は何でしょうか?

ブレイクが取れたことだと思います。ブロックとディフェンスがよかったですね。

 

――いよいよ明日は最終戦です。

非常に長いシーズンだと感じたし、コンディションを整えるのが難しいシーズンでした。明日はとにかく楽しくバレーボールをすること。それをしっかりやって、勝ちを取りにいきたいと思います。

ゲームレポート

関田のトスワークが冴えて終始リード、JT広島をストレートで下す!

いよいよV・レギュラーラウンドも最終週を迎えた。先週の大分三好戦が終わった時点で、ジェイテクトSTINGS2014敗の6位。ファイナル4圏内の堺まで2勝の差があった。わずかな可能性を残した中で乗り込んだ広島の地で、チームは躍動した。2週間ぶりの出場となった柳田、関田が笑顔でプレーしている姿に胸をなで下ろした人も少なくないだろう。1カ月ぶりのスタメン出場を果たした西田も、あらん限りの力を発揮した。

1セットの立ち上がり、セッターの関田はミドルブロッカーの佐藤にトスを集めた。決まったスパイクは少なかったものの、相手の意識が真ん中に集中した。柳田がうまくブロックアウトを取ってサイドアウトを切ると、関田のブロックなどで4連続得点。村山がサーブで相手を揺さぶった。西田がバックアタックを決めるなど、4点のリードでテクニカルタイムアウトを迎えた。

後半はサイドアウトの応酬となったが、佐藤、村山のクイックが決まるなど粘り強く得点を重ねていく。ウルナウトがネット際で強さを発揮。関田、村山の好レシーブでボールをつなぎ、西田がコースをうまく突いて得点を奪った。高橋がアンダーで上げたトスを西田が決めて20点目。関田のサービスエースで突き放すと、西田が角度のあるスパイクを決めてセットポイント。最後はウルナウトのスパイクがチャレンジによって認められ、2522で第1セットを先取した。

序盤はJTサンダーズ広島にやや先行されたが、ブレイクポイントを取ってすぐに戦況を覆した。柳田が言う。

「サーブを起点に、ブロックディフェンスがうまく機能していたと思います。ローテーションによっては相手のデータの傾向が強く出ていたところもあった。そこに対して自分たちが、しっかりと前と後ろの関係性を作れたと思います」

2セットは、ウルナウトのバックアタック、関田のサービスエースでリズムをつかんだ。柳田のスパイクには相変わらずキレがあったし、村山のブロックも機能していた。さらに78から5連続得点。柳田がバックアタックを決めると、ウルナウトのノータッチエースで追加点を奪う。村山がクイックをたたき込み、高橋の好レシーブから柳田がフェイントを落として128とした。

その後も落ち着いた試合運びを見せた。村山が強いサーブで相手にプレッシャーをかけた。佐藤のブロックポイントで1611。西田も力強いスパイクで続いた。ウルナウトがボールの押し合いを制して19点目。ウルナウトがサーブで崩し、村山がクイックを決めた。これで勝負あった。2517。西田のスパイクでこのセットの最後を飾った。

リベロの高橋を軸にサーブレシーブが機能した。パスの乱れは、セッターの関田が修正した。アタッカーの決定力が高く、完璧に近い試合運びだった。第3セットは柳田、ウルナウトとサイドにトスを散らして得点を重ねた。西田のブロックでラリーを制した。チャレンジによってスコアが覆った。1点のビハインドでテクニカルタイムアウトを迎えたが、ここからジェイテクトSTINGSが本領を発揮した。

気を吐いたのが村山だ。強烈なクイックでサイドアウトを切ると、相手のスパイクを1枚でブロック。西田、柳田も守備で抜群の反応を見せた。さらに村山が返ってきたボールを2本目で強打。ウルナウトのサービスエースで一気に突き放した。

完全にジェイテクトSTINGSのペースだ。1715から3連続得点。関田がサービスエースを決めると、佐藤のダイレクトスパイクで20点目を奪った。2218の場面でリリーフサーバーの河東を投入。相手にプレッシャーをかけた。柳田の強烈なバックアタックでフィニッシュ。JT広島をストレートで破った。

「ファイナルに向けて負けられない試合だったので、勝つことができてよかった。みんなが気持ちよくプレーしてくれて、非常にやりやすかったです。明日もファンの皆さんに楽しんでもらえるようなバレーボールがしたいと思います」

VOMに選ばれた関田は勝利者インタビューでこう話した。他会場の結果によってファイナル4の進出は消滅した。しかし、ジェイテクトSTINGSに消化試合はない。明日の最終戦に勝って集大成を見せる。

ゲームレコード

アタック決定本数

11 points

8 柳田 将洋

10 points

14 西田 有志

8 points

10 ティネ・ウルナウト

アタック決定率

75.0 %

9 村山 豪

66.7 %

10 ティネ・ウルナウト

57.9 %

8 柳田 将洋

ブロック決定本数

2

9 村山 豪

1

8 柳田 将洋

1

12 関田 誠大

サービスエース

3

12 関田 誠大

2

10 ティネ・ウルナウト

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