MATCH REPORTS試合レポート
2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 MEN 第34戦
- 開催日時
- 2023年3月19日（日） 1時00分
- 対戦相手
- 大分三好ヴァイセアドラー
- 場所
- ウィングアリーナ刈谷
-
ジェイテクトSTINGS3
-
0
大分三好ヴァイセアドラー
- 第1セット
- 25 21
- 第2セット
- 25 17
- 第3セット
- 25 20
- 第4セット
- 第5セット
メンバー
スターティングメンバー
ジェイテクトSTINGS
1 藤中 優斗
6 河東 祐大
9 村山 豪
10 ティネ・ウルナウト
20 都築 仁
L
21 高橋 和幸
大分三好ヴァイセアドラー
2 イノック・モゲニ
4 カンタパット・クンミー
8 川口 喬
14 藤原 奨太
15 安部 翔大
21 井口 直紀
L
13 久保田 雅人
サブメンバー
3 陳 龍海
4 福山 汰一
7 柳澤 広平
11 袴谷 亮介
14 西田 有志
L
17 本間 隆太
18 道井 淳平
6 中村 竜輔
L
7 小川 峻宗
10 山田 滉太
11 伊藤 洸貴
12 小野 翔平
18 古賀 健太
20 永尾 敏明
ジェイテクトSTINGS
1 藤中 優斗
6 河東 祐大
9 村山 豪
10 ティネ・ウルナウト
20 都築 仁
L
21 高橋 和幸
大分三好ヴァイセアドラー
2 イノック・モゲニ
4 カンタパット・クンミー
8 川口 喬
14 藤原 奨太
15 安部 翔大
21 井口 直紀
L
13 久保田 雅人
3 陳 龍海
4 福山 汰一
7 柳澤 広平
11 袴谷 亮介
14 西田 有志
L
17 本間 隆太
18 道井 淳平
6 中村 竜輔
L
7 小川 峻宗
10 山田 滉太
11 伊藤 洸貴
12 小野 翔平
18 古賀 健太
20 永尾 敏明
Coach Interview
Player's Comment
都築仁
――試合を振り返って。
第1セットの序盤は相手に走られましたが、そこで焦ることなくプレーできたことはよかったと思います。
――都築選手も後半になるにつれて決定力が上がっていったように思います。
（河東選手が）いいところでトスを上げてくれました。僕自身、相手に捕まったあとのスパイクはいつも意識しているので、そこで決め切ることができてよかったです。
――チームのムードも非常によかったです。
リザーブがああやって盛り上がってくれると、僕たちもプレーしやすいし、観客の皆さんも応援しやすいんじゃないかと思います。そういう環境をベテランや中堅の方々が作ってくださったので、そこが大きいと思います。
――この連勝は都築選手にとっても大きいですね。
そうですね。今シーズンはなかなか連勝ができなかったので、メンバーがそろわない中でもきっちり勝てたことは精神的にも大きいと思います。
高橋和幸
――このメンバーで連勝できたことは、チームにとっても大きいのでは？
自分を含め若手中心で、非常にいい経験をさせてもらいました。その中で勝つことができたのは大きかったと思います。次の試合で代わって入ることになっても活躍できると思うし、自信につながりました。
――高橋選手自身、スーパーレシーブを連発しました。
ブロックあってのレシーブです。先輩方のおかげで、ディグができていると思っています。
――ハイボールの決定率も高かったように思います。
ブレイクチャンスに関しては、とにかく打っていこうという声がけをしていました。相手のブロックが3枚そろっていても打ち抜いていく。ブロックフォローは入るからしっかり打っていこうという声がけをしていて、スパイカーはそれを信じて打ってくれたから点数につながったのだと思います。
――高橋選手にとっても飛躍のシーズンになりました。ご自身の成長をどうとらえていますか？
課題が出るというのは伸び代がある証拠です。とにかくチャレンジして課題を見つけ、また次につなげてやっていきたいと思います。
ゲームレポート
大分三好にストレート勝ち！ ホーム最終戦を連勝で飾る！
公式記録によると、この日の観客数は2250人。柳田、関田を欠きながら、会心の試合内容と最高の雰囲気の中でホーム最終戦を終えることができた。「リザーブ、ファンの方々の声援を含め、本当に盛り上がった試合になりました」と高橋。総力戦でつかんだ価値ある勝利だった。
第1セットは追いかける展開となった。都築、ウルナウトのスパイクが止められて、1−4と大分三好ヴァイセアドラーに先行を許す。不穏な空気を断ち切ったのがウルナウトだ。高い打点からスパイクを決めると、村山が相手のスパイクをブロック。試合の流れを取り戻した。さらに都築がライトから決め、リベロ高橋の好レシーブからウルナウトが加点。村山のサービスエースなどで懸命に食らいついた。
中盤は佐藤の機動力を生かした攻撃でサイドアウトを切った。11−14の場面では、セッターの河東が好レシーブでボールをつなぎ、ウルナウトが相手コートの空いたスペースにボールをポトリと落とす。ブロックでプレッシャーをかけて相手のミスを誘い17−17の同点に。ウルナウトのトスを藤中が決めると、相手のスパイクがアウトになって19−18と逆転に成功した。
その後はジェイテクトSTINGSが落ち着いて試合を進めた。河東が片手で上げたトスをウルナウトが強打。さらにウルナウトのブロックで23−20と突き放す。最後は藤中が難しい体勢から3枚ブロックの間にうまく打ち込んで、このセットを25−21で制した。
続く第2セットは、前半で大きくリードを広げた。ウルナウトのバックアタックで先制。高橋、河東がボールをつなぐと、難しいハイボールをウルナウトが豪快に打ち込んだ。佐藤がサーブで攻め、直接返ってきたボールを都築がダイレクト。圧巻は5−3からの5連続得点だ。都築のバックアタックでラリーを制した。ウルナウトが相手の前にボールを落としてサービスエース。大分三好はタイムアウトを要求するが、ウルナウトのバックアタック、村山のクイックでジェイテクトSTINGSが流れを離さない。その後も都築のスパイクなどで順調に得点を重ね、7点のリードでテクニカルタイムアウトを迎えた。
後半に入っても集中力を切らさなかった。佐藤が立て続けにブロックを決めた。ウルナウトは高い打点から相手のブロックを弾き飛ばした。ここでリリーフサーバーの西田を投入。サーブはアウトになったが、会場は大いに盛り上がった。ここからは一進一退の展開だ。藤中が要所でバックアタックを決めた。都築は高い打点を維持し、村山がサーブで相手を崩した。勝負どころで藤中にトスが集まった。何度も強気にボールを打ち抜いた。藤中のバックアタックでセットポイント。相手を17点に抑え、2セットを連取して勝利に王手をかけた。
河東のサーブではじまった第3セットも、ジェイテクトSTINGSがイニシアチブを握った。3−2から佐藤のクイック、ウルナウトのスパイク、村山のブロックで3連続得点。つなぎも機能した。ここから都築が一気にギアを上げていく。ダイナミックなフォームから強烈なスパイクを次々とたたき込んだ。
一時は2点差まで追い上げられたが、慌てる者は今のジェイテクトSTINGSには一人もいない。藤中も好調をキープ。2本連続でサービスエースを決めると、20−15となったところで大分三好がタイムアウトを取る。ウルナウトが相手コートにうまくボールを落として加点。23−17の場面で西田がコートに入ると、最後は河東が託したトスをバックライトから決めて25−20。ストレート勝ちを決めた。
「とにかくうれしいという気持ちです。昨日、いいバレーができて、今日は違うゲームになると思って挑みました。案の定、第1セットは少し先行されてしまったけど、選手同士で声をかけ合い、1点1点を大事にすることを意識してプレーしました」
好レシーブを連発した高橋は試合後、こう話した。若い選手が中心になって戦い、見事に勝利をもぎ取った。いよいよ来週はV・レギュラーラウンドの最終戦だ。集大成の場ですべての力を出し切り、笑顔でフィナーレを飾りたい。
ゲームレコード
アタック決定本数
12 points
1 藤中 優斗
11 points
20 都築 仁
10 points
10 ティネ・ウルナウト
アタック決定率
62.5 %
20 都築 仁
61.1 %
20 都築 仁
58.8 %
10 ティネ・ウルナウト
ブロック決定本数
2 本
9 村山 豪
2 本
9 村山 豪
1 本
20 都築 仁
サービスエース
2 本
1 藤中 優斗
1 本
10 ティネ・ウルナウト
1 本
9 村山 豪
フェデリコ・ファジャーニ監督
――試合を振り返って。
勝てたことは素直にうれしいです。若手を中心に、ポジティブなパフォーマンスを見せてくれました。
――リベロの高橋選手が守備でチームを引っ張りました。
1月の東レ戦から高橋選手がずっと試合に出ていますが、その理由は彼がいい選手だと評価しているからです。試合に出ることで経験も重ねており、より自分の持ち味を発揮できるようになりました。
――オポジットに入っている都築選手もパフォーマンスが安定してきました。
この2試合は安定したプレーを見せたと思います。サーブに関してはもう少し力を入れていかなければいけません。アタックに関しては、土曜日の試合に比べて今日の方がライトからのスパイクが決まっていたと思います。
――来週はV・レギュラーラウンドの最終戦です。
他の試合については、自分たちでコントロールできません。とにかくJT広島との試合に向けて、しっかりと準備をして臨みたいと思います。