MATCH REPORTS試合レポート

2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 MEN 第22戦

開催日時
2023年1月29日(日) 4時05分
対戦相手
東レアローズ
場所
ウィングアリーナ刈谷
  • 3

  • 1

第1セット
25 21
第2セット
22 25
第3セット
25 15
第4セット
25 20
第5セット

メンバー

スターティングメンバー

ジェイテクトSTINGS

4 福山 汰一

8 柳田 将洋

9 村山 豪

10 ティネ・ウルナウト

12 関田 誠大

14 西田 有志

L

21 高橋 和幸

東レアローズ

2 高橋 健太郎

4 酒井 啓輔

9 富田 将馬

14 パダル・クリスティアン

17 小澤 宙輝

18 小澤 宙輝

L

3 山口 拓海

サブメンバー

1 藤中 優斗

3 陳 龍海

6 河東 祐大

7 柳澤 広平

11 袴谷 亮介

L

17 本間 隆太

20 都築 仁

1 難波 尭弘

5 米山 裕太

6 手塚 大

L

7 峯村 雄大

8 真子 康佑

10 重藤 トビアス赳

16 上條 レイモンド

Coach  Interview

フェデリコ・ファジャーニ監督

――昨日の試合から一転、変わったことは何ですか?

まずはアタックの決定率だと思います。特にトランジションからの攻撃が非常によかった。昨日のチームでのアタック決定率が34.1パーセントで今日が51.4パーセントです。関田選手がうまくトスを散らしていたこと。コンビネーションも合っていました。

 

――第2セットを取られても、うまく切り替えました。

第2セットからアタックの決定率が少しずつ悪くなりましたが、ブロックを利用してリバウンドを取るなど途中から攻撃のマネジメントをしてくれました。ただし、サーブミスが多かったので、第2セットと第3セットのインターバルで選手にも注意しました。

 

――柳田選手の活躍が大きかったと思います。

ファーストサーブをうまくマネジメントしてくれました。レセプションもよく耐えていたと思います。アタック決定率も60.7パーセントと高かった。ハイボールを打って、ブロックで止められることもありませんでした。ウルナウト選手も昨日に比べてよかったです。サーブだけでなく、ディグやレセプションでも活躍してくれました。特にセットの序盤と終盤で、チームに大きく貢献してくれました。

Player's  Comment

袴谷亮介

――試合前に230試合出場達成のセレモニーがありました。

みんなの貴重な時間をこういう形でいただくことができてうれしかったですし、これまで試合のときに子どもと触れ合うことがなかったので、ああやってみんなに祝ってもらえたのはよかったです。

 

――試合も3−1で勝ちました。昨日の敗戦からどう切り替えましたか?

選手同士で話したわけではないのですが、昨日の負けは自分たちの力を出し切れなかっただけ。今日はそこを修正して自分たちのプレーができたので、こういう結果につながったのだと思います。

 

――大きな1勝になりました。

首の皮一枚つながった感じなので、この1勝があったからと思えるように、次から勝ちを重ねていきたいと思います。

 

――来週も岡崎でホームゲームです。

岡崎の会場ということで、また違ったお客様が見に来てくださると思います。ジェイテクトSTINGSのバレーがすごいと思ってもらえるように、いいゲームをして勝利をしっかりつかめるように頑張ります。

高橋和幸

――昨日の敗戦からどう気持ちを切り替えましたか?

負けてしまったのは仕方がない。新しい試合がはじまると監督にも言われていたので、しっかり切り替えようとみんなで声を掛け合いました。

 

――今週の2試合はレセプションとディグの両方を務めました。

昨日に関しては、負けてしまったので反省しなければいけません。サービスエースを取られずにサイドアウトを取るなど、もう少し何かができたと思っています。今日に関しては、大事なところで我慢したり、相手に流れが行きそうなときに自分からレセプションを取りに行って、サイドアウトを取ることができたので自信になりました。

 

――勝因は何でしょうか?

第2セットはサーブの効果率が低く、サーブミスが多いというのは感じていました。監督も「ファーストサーブをコントロールしていこう」と言っていて、第3セットからはそこを修正したことでブロックとディフェンスが楽になったというイメージがあります。

 

――この勝利は大きいですね。

とにかく自信になったので、ここから勢いよく上げていきたいと思います。自分としてもレセプションとディグの2つを任される選手になりたいので、これからも頑張っていきます。

ゲームレポート

攻守にイニシアチブを握り、東レに3−1で快勝!

一人ひとりが役割を果たせば、自ずと結果はついてくる。そのことを如実に表した一戦だった。VOMを獲得した柳田の勝利者インタビューが印象的だ。

「常に周りの選手がサポートしてくれているので、いつも通りストレスなくできました。先週はコートに立っていないという責任があるので、今まで以上に責任を持ってプレーしようと思っていました」

セッターの関田が最初に選んだのは柳田のバックアタックだった。しかし、慎重な入り方になった。柳田のスパイクはアウト。ウルナウト、西田のスパイクは相手のブロックに阻まれた。流れを断ち切ったのが福山のクイックだ。リベロ高橋のレセプションも安定していた。セッターの関田はこの日も巧みにアタッカー陣をコントロール。村山のクイックでラリーを制し、互角の展開に持ち込んだ。

さらにサーブで相手にプレッシャーをかけていく。79の場面では関田が速いサーブで相手を崩し、福山のブロックをお膳立て。東レのパダルのスパイクはアウトになり、99の同点に追いついた。さらに910から西田のブロックなどで3連続得点。ウルナウトのサーブが機能し、相手からミスを誘った。

中盤は激しい点の取り合い。関田に託されたトスを、柳田が渾身の力で打ち抜いた。西田のスパイクが止められて1617になったところでファジャーニ監督は1回目のタイムアウトを要求。このセットを決定づけたのはここからだった。西田のスパイクで意地の1点を返す。関田が今度は緩いサーブで相手を崩す。ウルナウトが決めてブレイク。さらにウルナウトがブロックを決めた。ウルナウトが躍動して2218。相手のスパイクミスでセットポイントを奪うと、最後は村山が強烈なクイックをたたき込む。2521で第1セットを先取した。

続く第2セットは落としたが、柳田が大車輪の活躍を見せた。終盤はバックアタックが何度も炸裂。最大4点のビハインドから一時は1918と逆転に成功している。しかし、このセットはサーブが沈黙。可能性を感じさせる戦いだったが、3点のビハインドで失セットを喫した。

3セットは西田が覚醒した。気合の入ったブロックで先制。さらに高橋の好レシーブでつないだボールを力強く打ち切った。3点目も西田の得点。無双状態に入った。柳田もコーナーいっぱいにスパイクを決める。西田のブロックなどで3連続得点。105になったところで東レアローズは1回目のタイムアウトを要求した。

その後も順調にブレイクポイントを重ねていく。ウルナウトのサーブも効果的だった。セッターの関田は要所で福山のクイックを選択。東レの守備に的を絞らせない。西田を軸とするアタッカー陣の爆発力、ブロックを含めた守備陣の安定感、そして、セッター関田のバランスの良い選択。これに効果的なサーブが加われば、完全にジェイテクトSTINGSの勝ちパターンだ。村山がサーブで相手を崩し、柳田がバックアタックをたたき込む。1810と点差を広げ、ウルナウトのサービスエースで加点。2515と圧倒し、ジェイテクトSTINGSが勝利に王手をかけた。

4セットはウルナウトが活躍した。ここぞという場面で確実に得点。高い打点から鋭角にスパイクをたたき込み、存在感を発揮する。得点力の高い選手が確実に仕事をこなすことで、試合が着々と進んでいく。3点のリードでテクニカルタイムアウトを奪うと、西田、ウルナウトのスパイクでサイドアウトを切った。柳田のバックアタックも決まった。点差は離れないが、イニシアチブを握っていたのはジェイテクトの方だった。最後は相手のサーブがミスになり、2520で勝利をつかんだ。

苦しい状況でも流れは決して離さなかった。ウルナウト、柳田が高い決定力を発揮し、リベロの高橋は好レシーブを連発。終始、落ち着いた試合運びを見せた。「今日の勝利で勢いはついた。リーグ戦はまだ長いし、ファイナル4に入る可能性もあります。どこが勝ち上がるか最後まで分からないので、ポジティブに捉えています」とファジャーニ監督。来週も岡崎でのホームゲームだ。勝った勢いを、自信につなげたい。

ゲームレコード

アタック決定本数

18 points

10 ティネ・ウルナウト

17 points

8 柳田 将洋

13 points

14 西田 有志

アタック決定率

62.1 %

10 ティネ・ウルナウト

60.7 %

8 柳田 将洋

57.1 %

4 福山 汰一

ブロック決定本数

4

14 西田 有志

1

4 福山 汰一

1

10 ティネ・ウルナウト

サービスエース

1

8 柳田 将洋

1

10 ティネ・ウルナウト

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