MATCH REPORTS試合レポート

2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 MEN 第16戦

開催日時
2023年1月 8日(日) 1時00分
対戦相手
大分三好ヴァイセアドラー
場所
サイクルショップコダマ大洲アリーナ
  • 0

  • 3

第1セット
14 25
第2セット
24 26
第3セット
21 25
第4セット
第5セット

メンバー

スターティングメンバー

大分三好ヴァイセアドラー

2 イノック・モゲニ

4 カンタパット・クンミー

5 大西 基之

11 伊藤 洸貴

14 藤原 奨太

15 安部 翔大

L

7 小川 峻宗

ジェイテクトSTINGS

1 藤中 優斗

4 福山 汰一

8 柳田 将洋

9 村山 豪

12 関田 誠大

14 西田 有志

L

17 本間 隆太

サブメンバー

6 中村 竜輔

8 川口 喬

12 小野 翔平

L

13 久保田 雅人

18 古賀 健太

20 永尾 敏明

21 井口 直紀

2 金丸 晃大

6 河東 祐大

7 柳澤 広平

11 袴谷 亮介

18 道井 淳平

20 都築 仁

L

21 高橋 和幸

Coach  Interview

フェデリコ・ファジャーニ監督

――勝因を教えてください。

昨日ほど安定感はありませんでしたが、一人ひとりがしっかりとやるべきことをやっていました。サイドアウトに関しても昨日の第1セットよりよかったし、サーブも走っていいプレーができていました。

 

――大分三好も昨日よりギアを上げてきました。

その通りです。サーブで攻めていたし、レセプションを安定させるために途中でアウトサイドヒッターを代えていました。逆に我々は第2セット以降のサーブミスが多く、アタックの失敗も第1セットに比べて増えていました。

 

――来週はJT広島との大一番です。

次のJT広島戦は今後のリーグ戦を占う上で重要な鍵を握ります。この2戦は、どうしても勝たなければいけません。

Player's  Comment

藤中優斗

――失セット0で2連勝しました。

天皇杯で優勝してから3週間くらい空いているので、土曜日の第1セットは難しい形になると想定していました。実際に難しい状況になりましたが、そのあとはしっかりとサーブが機能して3−0で勝つことができたのでホッとしています。

 

――個人的なパフォーマンスはどうでしたか?

満足のいく内容ではなかったですが、こうしてスタートから出場する機会をいただいたことはチャンスだと思っていました。来週からまた3〜5人でアウトサイドヒッターを回していく形になりますが、チャンスを与えられたときにしっかりと結果を残せるようなパフォーマンスを日頃からやっていきたいと思います。

 

――来週はJT広島とのホームゲームです。

天皇杯の準決勝は勝つことができましたが、決して簡単な試合運びができたわけではありません。誰が出ても戦えるように、先を見ずにしっかりと準備をして臨みたいと思います。

村山豪

――天皇杯が終わって3週間、どのように取り組んできましたか?

すべての面でもう一つ、2022年よりも個人のスキルを上げることを意識していました。コンビの精度やブロックの寄り、形を意識して取り組んでいました。

 

――アタック決定率も非常に高い数字を残しています。

昨年より少しトスを高めにしてもらって、そこから奥に打つことを意識してやっています。それをセッターの関田選手がしっかり生かしてくれるのでよかったです。ブロックも仕事の一つです。しっかりチームに貢献できるようにやっていけたらと思います。

 

――天皇杯で優勝したことによる意識の変化はありますか?

準決勝のJT広島戦は、第3セットを2点差で勝ち切ったことでそこから流れが来ました。そこは非常に大事。リーグ戦もすべての試合が大事になりますが、一戦一戦を全員で、全力で戦っていきたいと思います。

ゲームレポート

大分三好をストレートで破り、失セット0で2連勝を飾る!

快勝した次の日の試合は、入り方が難しいものだ。相手の勢いにのまれ、結果的に最後までリズムをつかめなかったというケースも少なくない。しかし、気になっていた立ち上がりは杞憂に終わった。関田のファーストサーブはエンドラインを割ったが、柳田の軟打ですぐにサイドアウトを切る。さらに柳田がサーブで相手の守備を崩してブレイク。2−2から村山のクイックなどで4連続得点を奪い、会心のスタートを切った。

チームの安定感を生み出しているのが関田のトスワークだろう。すべての選手がストレスのない状態でスパイクを打てている。西田は高い打点から強烈なスパイクをたたき込み、柳田は余力を持って打つコースを選択。要所で村山、福山のクイックを絡めながら、確実にサイドアウトを切っていく。柳田のフェイクセットを西田が決めるなど、リードをキープしたまま順調に終盤まで試合を進めた。

都築、河東を投入して攻撃のリズムに変化を加えた。都築がライトからスパイクを決めると、柳田が1枚で相手のスパイクをシャットアウト。これでリードが10点に広がった。柳田がサーブで相手を崩すと、直接返ってきたボールを藤中がダイレクトでたたき込む。相手の得点を14点に抑え、第1セットを完勝した。

2セットに入ると大分三好ヴァイセアドラーがギアを上げてきた。しかし、ジェイテクトSTINGSは受け身にならない。藤中のバックアタックで先制。サーブで攻めて、相手にプレッシャーをかけ続ける。我慢の時間が続く中、村山のブロックでブレイク。西田のバックアタック、柳田のスパイクなどで粘り強く得点を重ねていった。

反撃がはじまったのは1114でタイムアウトを取ってからだ。柳田のバックアタックでサイドアウトを切った。相手のブロックは村山につられており、完全に裏をかいた得点だった。さらに柳田のスパイクで追加点。村山が縦のBクイックを決めてリズムをつかむ。福山がクイックを決めると、西田のスパイクでブレイク。3連続得点で1716と逆転に成功した。

大分三好も粘り、一時は1719とリードを許した。しかし、タイムアウトで悪い流れを断ち切ると、村山にトスを集めて確実に加点。途中から入った都築がネット際に高さを生み出し、村山、柳田がブロックを決めて先にセットポイントを奪う。デュースにもつれ込んだ接戦を西田のスパイクで制し、ジェイテクトSTINGSが勝利に王手をかけた。

3セットも中盤まで一進一退の展開が続いた。抜け出すきっかけを作ったのは、前日の試合同様、関田のサーブだ。福山のクイックでサイドアウトを切ると、関田がエンドライン一杯にサービスエースを決めて1615と逆転に成功する。柳田も相手の意表を突いたフェイントをポトリと落とした。さらに1点を追加して1815とリード。これで試合の趨勢が決まった。西田のハイボールの処理も際立っていた。高橋がアンダーで上げたボールを西田がうまく決めて20点に乗せ、福山のブロックで2116。マッチポイントの場面で袴谷をコートに送り出すと、サーブでプレッシャーをかけて相手のミスを誘った。これで2521。ストレートで連勝を飾った。

8勝8敗と勝率を5割に戻した。昨年の天皇杯から好調を維持している。勝利者インタビューでの柳田の言葉が、今のジェイテクトSTINGSの強さを象徴していると言えよう。「大分三好さんがいいサーブを打ってきたり、ディフェンスからいいアタックをしてきたのに対して、僕たちもそれにアジャストしてセットを積むことができました。(体の)サイズがない中でもみんなが自信を持ってプレーしています。その強みをこれからもリーグ戦で発揮していきたい」。来週のJT広島戦は、いよいよ前半戦のハイライトだ。ここで連勝し、上位陣を追随したい。

ゲームレコード

アタック決定本数

16 points

14 西田 有志

9 points

8 柳田 将洋

7 points

1 藤中 優斗

アタック決定率

55.6 %

9 村山 豪

55.2 %

14 西田 有志

50.0 %

1 藤中 優斗

ブロック決定本数

4

9 村山 豪

2

1 藤中 優斗

2

8 柳田 将洋

サービスエース

3

14 西田 有志

1

12 関田 誠大

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