MATCH REPORTS試合レポート

2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 MEN 第11戦

開催日時
2022年11月26日(土) 1時05分
対戦相手
東京グレートベアーズ
場所
ジェイテクトアリーナ奈良
  • 3

  • 1

第1セット
25 21
第2セット
25 15
第3セット
22 25
第4セット
25 15
第5セット

メンバー

スターティングメンバー

ジェイテクトSTINGS

1 藤中 優斗

4 福山 汰一

8 柳田 将洋

9 村山 豪

10 ティネ・ウルナウト

12 関田 誠大

L

17 本間 隆太

東京グレートベアーズ

1 星野 秀知

8 栗山 英之

9 戸嵜 嵩大

12 小田嶋 大貴

14 手原 紳

20 ラファエル・アラウージョ

L

10 古賀 太一郎

サブメンバー

3 陳 龍海

6 河東 祐大

7 柳澤 広平

11 袴谷 亮介

14 西田 有志

18 道井 淳平

L

21 高橋 和幸

2 玉宅 健太郎

4 長友 優磨

5 谷口 渉

6 張 秉龍

17 笠利 真吾

18 武藤 鉄也

21 平田 亮介

Coach  Interview

フェデリコ・ファジャーニ監督

――ブロックが機能しました。

ブレイクポイントの局面では、すごくよかったです。ブロックでたくさんのタッチを取っていました。とにかく東京GBのアラウージョ選手を止めなければいけないということで、試合中も選手たちに指示を出していました。サーブで相手にプレッシャーをかければ、どこにトスが上がるかわかりやすいですから。

 

――ウルナウト選手のサーブも走っていました。

ウルナウト選手だけでなく、他の選手もいいサーブを打っていました。ウルナウト選手は6本のサービスエースを決めましたが、これが彼の持ち味だと思っています。

 

――今シーズン、まだ連勝がありません。明日のポイントは?

今日の第1、2セットのようなプレーを見せることがキーになると思います。第3セットのように集中力を欠いたプレーをしないように、特にS1の場面では集中したいと思います。

Player's  Comment

村山豪

――ブロックが機能しました。

今日は柳田選手やウルナウト選手がすごくいいサーブを打ってくれたので、ブロックの的が絞りやすかったです。そういう面では、サーブ&ブロックが機能した試合になりました。

 

――ブロックの狙いは?

止めることが一番得点につながるのですが、とにかくポジティブタッチを増やして、カウンターアタックをいい状態で決めるということをやっていました。そういう部分でも、今日は普段よりできていたと思います。

 

――サーブも積極的に狙っていた印象です。

サーブは自分にとって昨シーズンからの課題です。まだ波があるので、強いサーブを打つときにしっかり相手を崩せるよう、もう一度、やっていきたいと思います。

 

――今シーズン初の奈良大会でした。

すごくたくさんのお客さんが見に来てくださいました。そういう人たちに楽しんでもらうことを意識していたので、すごくいい形で終えられたと思います。明日も応援してもらえるチームとして、しっかり頑張りたいと思います。

西田 有志

――試合を振り返って。

チームのクオリティは上がっているけど、まだ100パーセントではありません。もっと詰めなければいけない部分はたくさんあります。それでも、今日の1勝は大きいと思います。

 

――アップゾーンで楽しんでいる様子が伺えました。

いつ呼ばれるか分からないので、そうやって楽しみながら走り回ることでウォーミングアップにもなります。ちょうどいいので、そういうふうにやっています。

 

――ここまで、チームの状況をどのように見ていましたか?

取りたいところで取り切れないポイントがあったり、打ち切ってほしいときにスパイカーが打ち切れない状況がたくさんあったと思います。でも、そこさえ修正すれば、ジェイテクトSTINGSは強くなります。

 

――再スタートの一戦になりました。

今日の試合展開はよかったと思います。ただ、これが当たり前のようにできるチームにならなければいけないし、もっとクオリティを高くしないといけません。今日だけじゃなく、次の試合もしっかりとクオリティを上げていきたいと思います。

ゲームレポート

東京GBに3−1で快勝! 西田の復帰戦を飾る!

チームに明るいニュースが舞い込んできた。コンディションの問題で戦列を離れていた西田が復帰。今週の奈良大会からチームに帯同することになったのだ。アップゾーンを元気に走り回る姿に、安堵した人も少なくないだろう。第3セットには、ライトから強烈なスパイクをたたき込んでいる。

「いい結果を出そうとしましたが、相手のディフェンスがよかったです。ただ、コンビネーションは問題ありません。体のキレは出てきているので、フィーリングもいいと思います」

試合後にこう話した西田。欠場した堺戦からおよそ1カ月、ようやく再スタートの一歩を踏み出した。

試合を通して、サーブ&ブロックが機能した。高いパフォーマンスを発揮したのがウルナウトだ。立ち上がりから強烈なサーブで攻めた。相手のレセプションを崩すことで、ブロックの的が絞りやすくなった。1セットアップで迎えた第2セットが象徴的だ。34から怒涛の12連続得点。ウルナウトがサーブで攻めて、相手からミスを誘った。さらに村山が、東京グレートベアーズのアラウージョをシャットアウト。完全に試合の主導権を握った。

なおもウルナウトの攻勢は止まらない。相手のバックアタックを体の正面で止め、村山のスパイクにつなげた。強烈なサーブで相手の腕を弾き飛ばし、立て続けにサービスエースを奪う。村山に続いて藤中が加点。このセット3本目のサービスエースを決め、154と早くも勝敗を決定づけた。後半はセッターの関田が落ち着いてトスを散らし、柳田、ウルナウト、藤中の得点で2515と第2セットを圧倒した。

3セットは取られたが、ホームの応援がチームの背中を押した。第4セットはラリー中のチャレンジが認められて先制。ウルナウトは相変わらず高い打点からスパイクを放っていた。柳田が技ありの得点を決めると、ウルナウトのブロック、村山のクイックでリードを広げる。第3セットのスタートから入っている陳もクイックを決めた。藤中のパイプ攻撃が決まり、4点のリードでテクニカルタイムアウトを迎えた。

後半はウルナウトが高いパフォーマンスを発揮する。1310から5連続得点。ウルナウトが連続でサービスエースを決めると、藤中がブロックでアラウージョを止めた。関田は積極的に陳のクイックを使ってサイドアウトを切っていく。陳はこの日、7本のスパイクを決め、87.5パーセントの高い決定率を残した。ベンチワークも冴えていた。ファジャーニ監督が要求したチャレンジが成功して23点目。村山のブロックでマッチポイントを奪うと、最後は相手のスパイクがアウト。セットカウント313試合ぶりの勝利をつかんだ。

快勝だった。あえて注文をつけるなら、逆転負けを喫した第3セットだ。しかし、そこで集中力を切らさなかったことは大きな収穫と言えよう。主将の本間は勝利者インタビューで「楽しんでやることが久しぶりにできた試合だった。この試合が今シーズンを戦う上でのいい材料になった」と言った。西田の復帰でチームに1本の芯が通った。ここから一歩ずつ、前を向いて歩いていきたい。

ゲームレコード

アタック決定本数

16 points

8 柳田 将洋

12 points

10 ティネ・ウルナウト

11 points

1 藤中 優斗

アタック決定率

87.5 %

3 陳 龍海

52.4 %

1 藤中 優斗

52.2 %

10 ティネ・ウルナウト

ブロック決定本数

2

1 藤中 優斗

2

9 村山 豪

1

3 陳 龍海

サービスエース

6

10 ティネ・ウルナウト

1

8 柳田 将洋

1

9 村山 豪

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