8月9日 西田選手海外移籍に臨む記者会見

8月9日 西田選手海外移籍に臨む記者会見


イタリア1部リーグのヴィボ・ヴァレンツィアでプレーすることを表明している西田有志が9日、愛知県刈谷市で会見を開き新天地にかける決意を語りました。

西田選手記者会見

 冒頭、西田は「今年、イタリアのヴィボ・ヴァレンツィアに行くことにしました」と挨拶。海外挑戦を選んだ理由など、思いの丈を打ち明けました。

「東京五輪で各国と戦えた姿は、皆さんにもお届けできたと思います。しかし、結果を見れば、上位チームに勝てていないのが現状で、経験値や能力、マインドのレベルがまだそこに到達していないと感じました。ジェイテクトSTINGSには入団当初からレギュラーとして起用してもらい、多くの経験をさせていただきました。2019-20シーズンはVリーグで優勝、翌年は天皇杯で優勝するなど、自分を成長させてくれたチームです。離れるのは少し寂しいですが、まだ若いしいろいろなことにトライしたいと伝えたときに、快く許していただいたチームにはとても感謝しています。

海外に行ってどれだけ長くやるかはまだわかりません。とりあえず1年行って、それで自分が納得すれば帰ってくると思うし、石川(祐希)選手のように長く経験を積むかもしれない。自分の生き方としては、その一年をやり切って、その年でもうバレーボールをやめてもいいというくらいの道を選びたいと思っています。これからも自分に合っている道を選択していきたいし、バレーボールのレベルアップを図って、上を目指して、日本のバレーボールをもっと強くし、次のパリ五輪でいい結果を求められるチームにしていきたいと思います」

西田選手記者会見

 身長186センチ。オポジットとしては小柄ながら、強烈なサーブとスパイクで得点の山を築いてきました。優勝した2019-20シーズンのVリーグは、最高殊勲選手賞をはじめ得点王、サーブ賞、ベスト6賞などあらゆるタイトルを獲得。日本代表でも中心的な存在として活躍し、東京五輪では29年ぶりの決勝トーナメント進出に大きく貢献しました。

 初めての海外移籍に胸を躍らせる西田。「どんな選手になりたいか」と将来像について聞かれ、こう意気込みました。

「歴史に残したいです。この身長で、イタリアで活躍したということを記録に残したいし、記憶に残るようなプレーをしたい。もちろんトップを目指しますが、それよりも、この身長でも(イタリアで)通用するという、希望を与えられるような人間でありたいし、だからこそ挑戦します。日本でも『すごかったな、西田は』と思われる選手でありたいし、それは目標というより理想ですね。現実とはかけ離れるかもしれないけど、でも、夢を持つのは自由ですから。その夢を持って、その夢を追いかけるだけだと思います」

西田選手記者会見

 内定を含めて4シーズン。勝てない悔しさを経験し、優勝の喜びも味わいました。いつもチームの中心にいた西田。ジェイテクトSTINGSへの思いも口にしました。

「今年から(イタリアに)行くと決めていたので、昨シーズンは1試合が終わったら、(日本でプレーする試合が)1試合減ったというイメージでした。もちろん『勝ちたい』と思って戦ってきましたが、その上に『このメンバーともっと長くプレーしたい』という気持ちがありました。最終戦は柳澤(広平)選手が泣き出したので、それにつられて泣いちゃいましたけど、それくらい温かいチームですし、それくらいみんなが力を貸してくれた。離れるのはつらいですが、内定のときからこのチームでやってきた試合はほぼ全部を見返しているくらい僕はこのチームが好きです。ただ、これが最後というわけでもないし、また帰ってくるかもしれません。メンバーは変わっているかもしれないけど、でもジェイテクトSTINGSというチームは変わらない。自分を強くさせてくれたチームには、本当に感謝しています」

数々の思い出を置き土産に、イタリアへと旅立つ西田。
引き続き温かいご声援をよろしくお願いいたします。

西田選手記者会見



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