2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 MEN 第31戦
VC長野トライデンツ
0
3
ジェイテクトSTINGS
5 下川 諒
8 カルロス・アルベルト・アラウジョ
9 池田 幸太
11 工藤 有史
15 波佐間 泰平
19 三輪 大将
L
12 備 一真
3 陳 龍海
8 柳田 将洋
9 村山 豪
10 ティネ・ウルナウト
12 関田 誠大
20 都築 仁
L
21 高橋 和幸
1 山田 航旗
3 池田 颯太
4 中野 竜
13 椿 芽久
16 森崎 健史
17 中村 啓人
20 ドニ・ハリョーノ
1 藤中 優斗
4 福山 汰一
6 河東 祐大
7 柳澤 広平
11 袴谷 亮介
L
17 本間 隆太
――先週の敗戦からどう切り替えましたか?
先週の負けは痛かったですが、残りの試合をどう勝つかということをみんなで考えました。勝たなければいけない状況の中で、一人ひとりがパフォーマンスを発揮することが大事。全体的に切り替えられているんじゃないかと思います。
――第3セットのスタートから入りました。
やるしかないという感じでしたが、最低限のことはできたと思います。相手にできるだけ振られないように、しつこくできればいいかなと思っていました。ミスが続くとチームの雰囲気が悪くなるので、そこだけを注意して入りました。
――明日に向けて。
今日は全体的にいいサーブが入っていたし、三輪選手というキープレーヤーに気持ちよくプレーさせなかったことが勝因の一つだと思っています。明日も同じような展開になるかわからないので、しっかり気を引き締めて、1点1点を頑張って勝ち取っていきたいと思います。
――試合を振り返って。
先週、チームとして悔しい思いをしたので、今週はなんとしても勝ちたいという思いがありました。負けられない戦いは続きますが、今日の試合に照準を合わせてこられて、結果的にストレートで勝つことができてよかったです。
――サーブから入りました。
チームとしてファーストサーブのミスをなくすというのがあります。そのため、まずは1本目をミスしないように意識しました。ただし、第2セットはしっかり打とうと思ったらネットにかけてしまったので、そこは課題かなと思います。
――明日に向けて。
VC長野さんの修正力の高さは、先週のパナソニック戦で証明されています。僕たちがやることは変わりません。サーブでガンガン攻めて、しっかりサイドアウトを切ることができれば自ずと点差は開いてくると思う。相手に走られてもバタバタせず、自分が出たときはパスからリズムを作りたいと思います。
真の力が試される一戦だ。フルセットの末に敗れた東京GB戦から1週間、チームはどう気持ちを切り替えてきたのか。藤中の答えは極めて明快だった。
「特にミーティングを開いたわけではありません。それでも、ボール練習がはじまったらこれまで以上にコミュニケーションを意識していたし、6対6の練習をするときも、うまくいかなかったことをその場で解決するようにみんなが努めていました。この一週間、下を向いてやる者は誰もいなかった。そこはよかったと思います」
表情にやや硬さが見られる中、ゲームがスタート。しかし、チームは集中していた。セッター関田の最初の選択肢は陳。ネット際で相手にプレッシャーをかけると、オポジットに入った都築のブロックで幸先よく3点を先行する。さらに村山のクイック、柳田のバックアタックと、関田が巧みにトスを散らして攻撃のリズムをつかんだ。6−4から3連続得点。ウルナウトの攻めるサーブが功を奏した。
5点のリードでテクニカルタイムアウトを迎えると、その後も冷静に試合を進めていく。連続失点は最初の2点だけ。都築に代えて藤中を投入すると、守備の安定感が増した。18−11となったところでVC長野トライデンツは1回目のタイムアウトを要求。じわじわと点差を離していくと、21−15から都築のサービスエースなどで3連続得点を奪った。柳田がバックアタックで締めくくり、第1セットを25−16で制した。
第2セットは僅差のまま進行した。陳のブロックが機能し、つないだボールを柳田がたたき込む。ウルナウトが相手のスパイクをシャットアウト。都築もライトから強烈なスパイクを決めた。バックアタックの決定率が75.0パーセントと、関田のトスワークも好調をキープ。テクニカルタイムアウト時には、12−9と点差が広がっていた。
陳がレフト寄りの位置からクイックを決め、さらに相手のクイックを真ん中で止めて連続得点。18−14となったところでVC長野がタイムアウトを取った。順調な試合運びだった。都築のスパイク、村山のブロックで21−16。相手に傾きかけた流れは、タイムアウトで断ち切った。24−21。ウルナウトのサーブがネットにかかり、相手コートのサイドライン上にポトリ。2セットを連取し、勝利に王手をかけた。
第3セットは、村山に代えて福山を投入した。4点を先行。都築がダイナミックなフォームから強烈なスパイクをたたき込み、柳田もバックアタックで続いた。ウルナウトが相手のスパイクをシャットアウト。柳田のサーブが相手コートの奥に決まった。さらに福山、都築がブロックで相手に圧力をかけ、7−2とリードを奪った。
その後はサイドアウトの応酬。ウルナウト、柳田、都築にトスを集めて確実に得点を重ねていく。ハイライトは16−11の場面だ。相手の強打を藤中が正面で受けた。ベンチの方に逸れたボールを関田がアンダーでアタックライン付近に上げた。柳田が右腕を強振。3枚ブロックを打ち抜いて、価値ある得点をたたき出した。さらに関田が相手コート側から戻したボールを、ウルナウトがアタックラインの後ろからたたき込んだ。
1点を返されたが、18−12から4連続得点。陳のクイックでサイドアウトを切ると、柳田が難しいボールを決めてブレイク。陳のクイックでラリーを制すと、柳田がネット際で押し込んだ。22−12。これで試合の趨勢は決まった。最後は相手のサーブミスで25点目をゲット。相手を14点に抑え、ストレート勝ちを決めた。
先週の敗戦を払拭する見事な勝利だった。VOMに選ばれた柳田は、「厳しいゲームになることを想定してコートに立ちました。先週は悔しい思いをしたので、気合が入っていたし、コートの中だけでなくチーム全員で勝つことができました」と言った。残りの試合も全員で勝ちにいく。
14 points
8 柳田 将洋
11 points
10 ティネ・ウルナウト
8 points
20 都築 仁
66.7 %
20 都築 仁
63.6 %
8 柳田 将洋
60.0 %
9 村山 豪
2 本
8 柳田 将洋
2 本
10 ティネ・ウルナウト
1 本
9 村山 豪
1 本
8 柳田 将洋
1 本
10 ティネ・ウルナウト
1 本
20 都築 仁
フェデリコ・ファジャーニ監督
――試合を振り返って。
勝てたことがうれしいです。自分たちのやるべきことができました。サーブで相手を崩すことができていたし、サイドアウトも切れていた。全体的にアタックも決まっていたと思います。
――サイドアウトを切ることができた要因は?
相手のサーブミスが多かったことが一つ。二つ目の要因は、レセプションが返っていたこと。藤中を投入したことも、レセプションの安定につながりました。
――高橋選手を中心にレセプションが安定してきました。
その通りです。高橋はすごく能力が高い選手なので、これから先も期待ができます。もっとコミュニケーションを取れるようになれば、さらに成長するでしょう。
――残りの試合が少なくなってきました。
とにかく残りの5試合を勝つために全力を尽くしていきます。全勝しないといけません。