MATCH REPORTS試合レポート

2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 MEN 第30戦

開催日時
2023年3月 5日(日) 2時05分
対戦相手
東京グレートベアーズ
場所
有明コロシアム
  • 3

  • 2

第1セット
23 25
第2セット
25 23
第3セット
25 23
第4セット
23 25
第5セット
15 13

メンバー

スターティングメンバー

東京グレートベアーズ

2 玉宅 健太郎

6 張 秉龍

8 栗山 英之

12 小田嶋 大貴

17 笠利 真吾

20 ラファエル・アラウージョ

L

10 古賀 太一郎

ジェイテクトSTINGS

3 陳 龍海

8 柳田 将洋

9 村山 豪

10 ティネ・ウルナウト

12 関田 誠大

20 都築 仁

L

21 高橋 和幸

サブメンバー

1 星野 秀知

4 長友 優磨

5 谷口 渉

9 戸嵜 嵩大

11 山田 大悟

15 今橋 祐希

18 武藤 鉄也

1 藤中 優斗

4 福山 汰一

6 河東 祐大

7 柳澤 広平

11 袴谷 亮介

L

17 本間 隆太

Coach  Interview

フェデリコ・ファジャーニ監督

――試合を振り返って。

素晴らしい試合でした。我々もすべてを出し切って、後悔のない試合になりました。選手のことを誇りに思いたいし、東京GBさんの素晴らしいプレーを讃えたいと思います。

 

――佐藤選手が途中から入って仕事をしました。今後、出場の機会は増えますか?

練習で一生懸命取り組んでいたら、もっと出番も増えるでしょう。今日はポジティブなパフォーマンスでした。コートに入るときは、相手のライトにブロックにつくように伝えました。ウルナウト選手はいいサーブを持っています。相手のレシーブを崩した状態から、3枚ブロックで止めに行こうと思っていました。

 

――今日は8000人を上回る観客が入りました。

素晴らしいホームゲームでした。このイベントを開催した東京GBさんにおめでとうと言いたいです。また、これだけ素晴らしい雰囲気の中で試合ができたのは、東京GBさんのファンはもちろん、ジェイテクトSTINGSのファンが会場に足を運んでくれたおかげだと思っています。

Player's  Comment

都築仁

――個人的な評価はいかがですか?

調子があまり上がっていませんでした。それをチームに影響させてしまったというか、悪いところが出て負けてしまったのは僕の反省点でもあります。いろいろと課題が見つかった試合になりました。

 

――どんな課題がありますか?

調子の波があること。また、スパイクがダメだったときは、サーブやレシーブにも影響を及ぼしています。たとえスパイクが決まらなくても、サーブで挽回したり、つなぎの部分でチームに貢献することはできるはず。一つのプレーが他のプレーに影響を与えないようにしたいです。

 

――8000人を超える観客が入りました。

コートの中にいるときはそれほど感じませんでしたが、コートの外に出たときは「(お客さんが)たくさん入っているな」と思いました。一つひとつのプレーに歓声もあり、僕自身、こんなにたくさんのお客さんの前でプレーするのは初めてだったので、大きなモチベーションになりました。

村山豪

――試合を振り返ってください。ブロックは機能していたと思います。

2点差で負けてしまったので、悔しい気持ちが強いです。ブロックに関しては、昨日、あれだけ止められるシーンがありながらなかなか止まらなかったので、今日はそこを意識して臨みました。

 

――課題は何ですか?

2点差のセットを取らないと負けるということがわかったので、しっかり取り切ることを意識したいと思います。

 

――8000人を超える観客が入りました。

こんなにたくさんのお客さんの前でプレーができるのはなかなかないことなので、すごくいい舞台だったし、これを機会にいろいろなファンの人にバレーボールの楽しさを知ってもらいたいと思います。

 

――来週のVC長野戦に向けて。

まだリーグ戦は終わっていないので、しっかりと気持ちを切り替えて、また来週から頑張っていきたいと思います。

ゲームレポート

柳田、ウルナウトが得点を重ねるも、フルセットで東京GBに敗れる

圧巻の光景だった。公式記録によると、この日の観客数はリーグ史上最多の8142人。一つひとつのプレーに歓声が上がった。ハリセンをたたく音がすり鉢状に形成されたアリーナの底に、怒涛のように押し寄せてきた。その熱気は選手の背中を押し、あるいは圧力となって襲いかかってきた。応援の力を改めて感じさせられた一戦だった。すべてのセットが2点差で決着。接戦の末に敗れたが、最後まで痺れるようなプレーの連続だった。

1セットから激しい点の取り合いが続いた。ジェイテクトSTINGSの最初の得点は柳田。相手のブロックにボールを当てて、うまく外に弾き出した。都築のサーブレシーブ、高橋のディグも鮮やかだった。セッターの関田はウルナウトにトスを集めてサイドアウトを切っていく。57から5連続得点。そのほとんどを柳田が決めた。7点目は柳田のブロック。10点目は柳田の強打で長いラリーを制した。関田のサーブも機能していた。

中盤は守勢に回った。ウルナウトのバックアタックが止められ、東京グレートベアーズの笠利にサービスエースを決められた。都築のスパイクで1点を返すが、そこから5連続失点。ホームの後押しを受ける東京GBの勢いを止められない。柳田のバックアタックがアウトになり、1116と大きく引き離された。流れを変えたのが村山だ。相手のスパイクをシャットアウト。さらに陳がサービスエースを奪う。柳田がうまく押し込んで15点目。ビハインドを1点に縮めた。

ハイライトは1719からの6連続得点だ。都築が高い打点から強烈なスパイクをたたき込み、ブロックでプレッシャーをかけて相手からミスを誘った。極めつきはジェイテクトSTINGS21点目。相手の意識を柳田に集め、空いたライトから都築がスパイクをたたき込んだ。関田の配球のうまさ、そして、高橋の好レシーブもあった。柳田のスパイクでラリーを制して22点目。一時は1点差まで詰め寄られるが、最後は柳田がスパイクを決めてこのセットを2523で制した。

23セットは落としたが、続く第4セットは先手を取ったまま試合を進めた。都築のブロックで先制。2点を返されたが、そのあとの5連続得点が最後まで効いた。関田はウルナウトにトスを集め、柳田のバックアタックも積極的に使った。戸嵜を軸にした東京GBの攻撃も見応えがあった。守備では高橋がファインプレーを連発。柳田のサービスエースには鬼気迫るものがあった。

1点差に詰め寄られ、そこからサイドアウトの応酬が続く。119の場面で都築から藤中にスイッチ。その藤中がスパイクを決めて、2点のリードでテクニカルタイムアウトを迎える。陳が東京GBの戸嵜をシャットアウト。完全に流れをつかんだかに思われた。しかし、3連続失点でスコアは1313の同点に。さらにジェイテクトSTINGSにお見合いがあって、1516とリードを許した。

気を吐いたのが柳田だ。バックライトからスパイクを決めてサイドアウトを切ると、藤中がつないだボールを決めてブレイク。村山のBクイックで3連続得点を奪った。1918の場面でワンポイントブロッカーの佐藤がコートイン。ここで205cmの大型ルーキーが大きな仕事を成し遂げた。東京GBのアラウージョをシャットアウト。ここから互いに1点ずつを取り合うと、最後は相手のサーブがネットにかかって2523。勝負の行方を第5セットに持ち込んだ。

どちらが勝ってもおかしくない展開だった。ウルナウトのスパイク、陳のサービスエースで先手を取った。42から4連続失点を喫したが、柳田のバックアタックですぐに取り返した。ボールが床に落ちない。8000人を超える観衆が沸いた。すべての目線が一つのボールに集まった。両者の意地と意地がぶつかり合い、ヒリヒリする展開が続いた。ウルナウトがサーブで攻め、柳田が決めてブレイク。藤中にトスを集めて1010の同点に追いついた。誰も集中を途切らせなかった。1214。高橋が足元に来たボールを巧みに上げ、関田のハイボールをウルナウトが決めた。1点差に迫った。しかし、反撃もここまで。1315で敗れた。

「非常にタフな試合でした。相手が粘り強く、いいバレーをしてきた。そこを勝ち切れなかったのが悔しいです」

都築は試合後にこう言った。レギュラーラウンドは残り6戦。可能性がある限り、前に進まなければいけない。

ゲームレコード

アタック決定本数

21 points

8 柳田 将洋

21 points

10 ティネ・ウルナウト

7 points

9 村山 豪

アタック決定率

66.7 %

3 陳 龍海

53.8 %

9 村山 豪

47.7 %

10 ティネ・ウルナウト

ブロック決定本数

4

9 村山 豪

2

10 ティネ・ウルナウト

1

3 陳 龍海

サービスエース

2

3 陳 龍海

1

8 柳田 将洋

Highlight Movieハイライト ムービー

SOCIAL MEDIASNS公式アカウント

  • Instagram
  • Twitter
  • Youtube
  • Facebook